創作天文台
文章の二次創作を中心としてオールマイティーに。現在リリカルなのはの二次創作を連載中。極々普通にリンクフリー。
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魔法少年ロジカルなのは9-6(6)
懐から取り出したカードが見る間にデバイスに展開される。直線的なパーツで構成された無骨なそれを、軽く地面に打ち付けた。何かが擦れるような音が耳を通り抜け、かすかな違和感が肌に張り付く。「僕を中心に認識阻害の結界を展開した。これで空を飛んでも気づかれる心配はない」「さすが魔法、便利なものですね」「本来はこういった基本的なものから勉強していくんであって、直射砲撃の方がよっぽど……いや、君に常識は通用しな...
魔法少年ロジカルなのは9-6(5)
あっけなく賛意を示し意見を求めてきたなのはに、クロノは気の抜けた返事を返すことになってしまった。指揮官たる者常に冷静であれという士官学校時に教わった言葉を思い、クロノはわざとらしく咳をしたが、部下達はなのはのあっさりとした態度に驚きクロノのことは目に入っていないのだった。 提案をしたアルフ自身も呆然としてまともな反応をとれないでいた。「あ、ああ、そうだな。悪くない意見だと思う。僕も賛成だ」「クロ...