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魔法少年ロジカルなのは10-2(2)

 脇腹に浅くない傷が刻まれ、流れ出た血が海水を赤く染める。(ぐ、ぎ) 激痛に口元がゆがむ。残り少ない空気が気泡となって漏れ出る。(もう息が保たない……!) 酸素への猛烈な渇望がなのはの頭の中を埋め尽くす。かろうじて保たれていた冷静さが失われていく。 レイジングハートをフェイトに向け、がむしゃらにバスターを放つ。しかし海水による減衰が激しく、フェイトが張ったバリアを破りきることは出来なかった。蒸発した...

魔法少年ロジカルなのは10-2(1)

 海中に没すると同時に視覚とは黒で埋め尽くされ、聴覚は海水にふさがれた。塩分特有の傷口にしみる痛みがただ明確だった。 フェイトは止まる様子を見せず、二人の体は絡み合いつつどんどん水深を深めていく。 慣れない水中ということもあって、ただ一直線に海底に向かうフェイトの力になのはは有効な手段が打てない。 そうしている間にもなのはの体を襲う圧力は増していった。(ぐっ……!) バリアジャケットを強化し体の周囲...

魔法少年ロジカルなのは10-1(10)

(だ、大丈夫かいなのは!? 今すぐ治療を……)(そんな暇はくれないみたいだよ) 海の底が強く光り、四つの魔力弾が飛び出してきた。そのうち二発がなのはのバリアに衝突し爆発する。なのはは衝撃で痛む傷を表情の下で押さえつけ即座に反撃に移った。クロノ達もそれに続く。 幾条の光線が水面に向かい、ぶつかり合うと同時に熱せられた海水が爆発を起こす。巨大な水柱がまるで壁のようになのはの眼前まで立ち上った。 その壁を...

魔法少年ロジカルなのは10-1(9)

 肺腑を抉るような一撃が鳩尾に突き刺さる。痛みと嘔吐感に俯いた顔を、鋭い膝が打ち上げた。「あ、う……」 一時的な失神で飛行魔法が維持できなくなり、フェイトの体が浮力を失う。 なのははその頭を片手で鷲づかみにし、即座に全力で回し蹴りを放った。魔法で筋力を強化し、振り回す足の先端を加速させる。魔導師としての格闘術に御神流の体術が加わったその蹴りは、鉄柱すらへし折るほどの威力を実現した。 苦悶を漏らすこと...

魔法少年ロジカルなのは10-1(8)

「終わりっ……!?」 しかし予想していた強固なバリアはなく、なのはは先の十個をさらに増強した十四の誘導弾をフェイトに向けていた。 いかなフェイトでも無視できる驚異ではない。一度距離を取るべきか。動揺がハーケンの切っ先をぶれさせる。 だがその攻撃が自分を打ち抜くよりも、自らの刃がなのはを切り裂く方が早いだろうとフェイトは判断した。カウンターを狙ったのだろうが、攻撃の早さを読み間違えている。(ユーノくん...

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