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魔法少年ロジカルなのは3-3(2)


(なのは、無防備すぎる!)
(ユーノくんは黙ってて)
「ねえ、あなた名前は? 私は高町なのは」
「……言っても意味はない」
「そんなことないよ。これからちょっとあなたに良いお話をしたいと思って。でも『あなた』じゃ味気ないでしょ?」
「……」
「変なこと考えてるわけじゃないよ。ほら、もうバリアジャケットも解いてるし、変な仕草をしたら攻撃してもいいから。できれば攻撃して欲しくもないし、されるつもりもないけどね」

少女はしばらく黙っていたが、やがてつぶやくように言った。

「……フェイト。フェイト・テスタロッサ」
「フェイトちゃん、か。いい名前だと思うよ」
「あ、ありがとう……」

フェイトは顔を少し赤くしてうつむいた。名前を褒められたことがよほど嬉しいらしい。なのはのデラックススマイルとスウィートフェイスも大いに活躍した。
しかしそんなほほえましい情景を見せつけられながらもユーノの一抹の不安は解消されないどころがどんどん膨れ上がってく。

「フェイトちゃんはジュエルシードを集めてるんだよね?」
「……そう」
「どうしてジュエルシードが欲しいの?」
「……言えない」
「ん、無理に聞きだすつもりはないよ。世界を支配したいとか大暴れしたいとかじゃないなら別にいいんだ」
「違う」

これにはフェイトも間髪いれずに答えた。その答えに満面の笑みを浮かべたなのはは待機モードのレイジングハートを手のひらにのせた。
フェイトの表情が強張る。

「何をする気?」
「あなたにとっていいこと」
「?」

首をかしげるフェイトを前に、なのはは命じた。

「レイジングハート、ジュエルシードを出して」
(え、ちょ、ま……)
『but...』
「いいから早く」

レイジングハートは意思を持っているとはいえ所詮デバイス、所有者であるなのはの命に抗えるはずがない。ユーノも抗議の声を上げようとしたがその前に念話を切断された。
5つのジュエルシードが空中に出現するとフェイトの目の色が変わる。

「それは……!!」
「今ここに5つあるんだけど、これ全部フェイトちゃんにあげるよ」
「……えっ!?」
(待って待って待って待ってなのはちょっとタンマ!!!)
(……なに?)

あまりの事態にユーノは無理やり念話を再開させる。いつも通りのなのはの嫌そうな声が返ってきた。

(何じゃないよ! 何でなのははいっつもそう物語を根底からぶち壊すようなことばかりするかな!? もうちょっと自分がしてることに誇りと責任を持って)
「でも……いいの?」
「私は巻き込まれただけだし。皆に迷惑がかからないようにって集めようと思ったけど、フェイトちゃんが集めてくれるなら喜んで譲るよ」
(聞いてねえええええええええええええええ)

こうなったら変身を解いて止めるしかない。そう覚悟したユーノだったがなのはの方が一枚も二枚も上手だった。
フェイトが目を奪われている隙に地面から小石を拾い上げ、コイントスの要領で弾き飛ばす。弾丸となった石つぶては見事、猫の額よりも狭いフェレットもどきの額にヒットした。額から血をダクダクと流してユーノは沈黙する。

「あ、でも危なくなったら呼んでね? 良かった私も手伝うから」
「……」

パートナーを血の海に沈めたとは到底思えないすがすがしい笑顔で、なのははフェイトの手を握った。フェイトはといえばついさっきまで敵意むき出しだった視線はすでに感謝感激雨あられに様変わりしている。目元から涙すらこぼす勢いだ。その涙をなのはは人差し指でやさしくぬぐう。惚れ惚れするほどの善人っぷりである。
なのははそのままジュエルシードを手に取ってフェイトに差し出した。

「はい。受け取って」
「あ、ありがとう……本当にありがとう! なんてお礼を言ったらいいか……!!」
「そんなのいらないよ。私にとって必要ないからフェイトちゃんにあげた。それだけなんだから。それじゃあ、あの子猫のやつも封印しちゃうね」

フェイトは微笑を浮かべて首を左右に振った。

「それは……私にやらせて」
「フェイトちゃん……じゃあ、よろしくお願いするよ。あ、でもひとつだけ」
「……?」
「あのジュエルシードの封印は手荒にしないで。子猫は巻き込まれただけだから」
「……うん。バルディッシュ、やさしくお願い」
『sir』

フェイトも実のところ子猫を攻撃することは気が進まない様子だった。
バルディッシュと語りかけられたデバイスは頷くように淡く点滅する。

「ロストロギア、ジュエルシード……シリアル14、封印」

フェイトが唱えて発動された封印用の魔法は、心なしやわらかさを含んでいた。巨大猫の体が光り、シルエットが小さくなっていく。
後には何が起こったのか分かっていない様子の子猫と、ゆっくりと高度を下げるジュエルシードのみが残った。
フェイトは歩み寄るとグローブをはめた手でジュエルシードを掴み取り、

「なんてね」

そんな地獄の底から響くような一切の感情を含まない永久凍土のような声を聞いた。
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