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魔法少年ロジカルなのは2-4(5)

「何とかなった、かぁ」

元の私服に戻ったなのはは、とあるビルの屋上でうーんと背伸びをした。夕風が二つに結んだ髪をなびかせる。
見つめる先にはオレンジ色に染まった海鳴市の中心街。ひびの入った道路やへし折れた街頭が少し目立ったが、逆に言えばその程度の被害ということだ。ジュエルシードの暴れっぷりに反して被害は少なかったようで、せいぜい土木建築業界を少しだけ潤わせて終わりだろう。
人的被害もなのは自身を除けば一切なし。それもユーノの治癒魔法でほとんど回復している。最初に発動したジュエルシードのコアになっていた二人も、記憶の混濁以外に症状はないようだった。
危機的状況は見事に挽回され、封印はこれ以上ない成功を収めた。

(一時はどうなることかと思ったけど。もう魔力もすっからかんだよ)
「よかったじゃない。いい加減ここらで役に立たないとユーノ君の存在意義が危ぶまれるし」
(……ああ夕日がまぶしいなぁ)

なのはの肩に乗ったユーノがたそがれる。目からこぼれた雫は心の汗だ。

「とにかく二人が無事でホント良かった」

すずかのリムジンはあの後すぐ開放された。運転手が先に目覚めていたので、アリサは彼に預けて家に送り届けてくれるよう言った。前後の記憶があいまいらしく少し混乱していたが、月村家専属の筋金入りのドライバーだ。頼まれたことはきっちりこなすだろう。

(最後までついていかなくて良かったの? なのはだったら目が覚めるまで一緒にいるかなって思ったんだけど)
「そのつもりだったけど、言い訳考えてないから。それに魔力も空だし、回復しないとね。次のジュエルシードがいつ現れるか分からないんだから」

なのはらしからぬ発言にユーノは驚いた。
生死に関わる戦いをしたのだから、当然今までとは比べ物にならないくらい協力を拒否するものだと思っていたのだ。今回ばかりはユーノも引き止めるつもりはなかったし、これから一人でどうするかプランを立てつつあったのに。

(次も戦ってくれるの!?)

驚き七割、喜び三割で確認する。

「無視、無視で最後まで無視し続けられたらそれが一番なんだけど、そうも行かないみたいだし。問題が大きくなって”私の”周りが危なくなるようなら、芽から摘んだ方が早いから」

そのほうが被害が少ないというのなら、躊躇する理由は何もない。

「ジュエルシードを全部集め終わるまでは協力するよ。不本意だけど」

不承不承な承諾に過剰なほど喜ぶユーノ。
あまり感情を表に出さないでほしかった。ユーノが喜べば喜ぶほどなのはの気分は沈んでいく。

「まぁ、とにかく……」

うちに帰って寝よう。
これから多分、いや確実に忙しくなるのだろうから。
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