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魔法少年ロジカルなのは3-1(2)


運動会では周回遅れすら余裕で取り戻す最終兵器と名高い俊足も、やはり絶対的な時間の壁は越えられなかった。家を出た時点で約束の時間を過ぎていたのだ。どうしようもない。
いろいろと豪華さがにじみ出る邸内を駆けていつものところへ。

中庭でテーブルを囲み、月村すずかとアリサ・バニングスがお茶を嗜んでいた。
アリサが気付いてこちらを向く。少し怒っているような表情だ。

「遅かったじゃない、なのは」
「ご、ごめんごめん」

謝りながら席に着く。

「なのはちゃんが遅れるなんて珍しいね。時間には厳しいのに」
「どうせ夜遅くまでパソコンでもいじってて寝坊したんでしょ」
「まぁそんなとこ、かな……」

髪をいじって遅れた、とは言えなかった。
髪ごときで遅れたということだけでどことなく恥ずかしいし、結局髪型はいつもと変わっていないのだ。信じてもらえないだろう。
別にほかの髪型が思いつかなかったわけではない。ただリボンを解こうとしたらどうにも母の笑顔が浮かんできて手が震え実行を阻むのだ。もう洗脳の域ではないだろうか。幼少教育はげに恐ろしい。

「だから夜はちゃんと寝ろって言ってるじゃない。小学生三年でフクロウ症候群なんて笑えないわよ」
「なるべく規則的に寝ようとしてるんだけど……」
「そう言いながらあんた、一日何時間くらい寝てるの?」
「え~と……三時間くらい?」
「人間じゃないわよ」

そうは言っても、これだけ寝れば最低限活動できるのだから仕方がない。

「秘訣とかあるの?」
「う~ん……」

すずかに聞かれて考えてみる。

「そうだよ。せっかく可愛いんだから、お肌のこととかも考えないと」
「あはは、ありがと」

口ではお礼を言っても素直に喜べなかった。可愛いとかお肌とか、男の子に言う台詞ではない。

「まったく、女の私たちでも嫉妬する可愛さよね。神様もきちんと仕事やって欲しいもんだわ」

堂に入った姿で紅茶を飲みながら追い討ちをかけるアリサに、なのはは少し反抗心を刺激された。
普段は言わないような台詞を狙ってみる。

「そうかな? アリサちゃんは凄く可愛いと思うよ」

次の瞬間、アリサは盛大な霧吹きと化した。

「……あっつ……………………!!!」

予想外の過剰な反応に対応できず、口に入ったばかりで熱々の紅茶がなのはの顔面に直撃した。どことなくデジャヴのようなものを感じながら言葉にならない叫びを上げる。
が、それ以上にアリサが大慌てだった。

「かわ……ああああんたね、そういうことを軽々しく口に出さないでよ!!」
「そ、そういうものなの?」
「そういうものなのよ! 大体あんたに言われても嫌味にしか聞こえないの!!!」

なのははハンカチで顔を拭きながら首をかしげる。アリサはこれで相当豪胆な性格で、学校で可愛いとほめられても軽く流していた。照れるなんて全く期待していなかったのに。

「ほら、可愛いのならそこにもいるでしょ」

赤くなった顔をごまかすように、アリサは話を振った。

「ふふふ、二人にはかなわないよ」

柔和な表情で受け流すすずか。その態度を見たなのはが特に打算もなく伝える

「なに言ってるの、すずかちゃんだって凄く可愛いのに」

ガシャーン。
すずかの持っていたティーカップが落下した音だった。こぼれた紅茶が太ももにかかる。
かなり熱いはずなのにすずかは二秒間彫像のように固まった後で、思い出したように熱がった。

「あつっ!!」
「うわわわわ大変! 早くふかないと!!」

なのはがイスから降りてハンカチをあてがおうとすると、すずかが慌てて手で制した。。

「へ、平気だよ。自分でできるから」
「でも急がないと染みになっちゃうし」

躊躇なくテーブルの下にもぐりこみ、すずかの太ももをハンカチでぬぐう。陰になってよく見えなかったために適当に拭いていると、びくりとすずかが身震いした。

「あっ……だめ、そこは……」

内股をなでられるいいようのない人差し指を甘噛みしながら頬をほんのり染めて震えるすずか。しかし声が思ったように出ず、なのはの手が更にまずい場所に忍び込んでくる。

「すずかちゃん、濡れてるところが見えないから足を開いてくれる?」
「え? わ、分かった……んんっ!!」
「うわ、びしょびしょだ。これは脱いで洗ったほうが早いかも」
「な、なのは……きゃんっ! ん、はぁ……!」

「いい加減にしろぉぉおおおお!!!」

きちんと金属製のとめ具で固定してあったテーブルがアリサの細腕にひっくり返され、呆然とするなのはの側頭部に見本となるような美しい回し蹴りが炸裂した。当然威力は折り紙つきだ。
頭の中がシェイクされてカクテル状態になり受身も取れないまま脳天から落下。悶絶するなのはに狙いを定めたかのように、ポットが精密爆撃を仕掛けてくる。もちろん中身は満杯同然だ。
沸騰寸前のお湯がなのはの頭をゆがす。

「……!! ……!!!」

なのはは地面を右に左に転がりながらえびになったり団子虫になったりを繰り返し、唐突にぴくりとも動かなくなった。機能回復にはなのはをもってして43秒を要した。
今度はいくらなのはでも怒った。普段とはキャラが違うと言われようが突っ込みモードで突貫する。

「死んじゃうよ! きれいな川の向こう岸が見えたよ! 熱殺で毛根死滅しちゃうよ!! この仕打ちは何、私がなにかした!?」
「分かっててやってたら今すぐ締め落としてるわよ!!」
「そんな理不尽な……」

なのは攻勢は即終了した。アリサ相手では強気で出れないのを考慮してもなかなかの情けなさっぷりだ。実はユーノあたりから情けない成分を混入されているのかもしれない。

「と、ところでユーノ君は?」

上気していた肌を早業で落ち着かせたすずかが場を仕切りなおすように聞いてくる。
なのははユーノもつれてくると言ったのに、どこにもその姿はない。
ひっくり返った机を元の位置に戻しながらなのはは答えた。

「ああ、猫と遊びたいみたいだったからそこで放してきたんだ。今ごろ一緒に遊んでるよ」
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