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魔法少年ロジカルなのは3-1(3)


(はっ、はっ、くそっ!)

静寂。静寂の中の爆音。僕の心音。
狙っている。
奴は僕を狙っている。
館の住人、狡猾な狩人がひし形に瞳を開いて僕を見つめている。
探れ。気配を。死に物狂いで。できないはずがない。できないならば僕は生き残れないから。

(……そこだ!)

射抜くような殺気を放ってくる空間に意識を集中した。案の定何かが迫ってくる気配があった。とっさに左に飛び退る。
攻撃が外れた隙を突けばこの体の貧弱な攻撃力でもダメージを与えられるかもしれなかった。
わずかばかりの希望は、直後消えた。

(モップ!?)

飛び出してきたのは掃除用の道具。攻撃の意思を感じない、ただ倒れてきただけのモップだった。

(……フェイントか!)

嫌な予想ばかり当たる。
今度は確固たる意思を纏った攻撃が背後から襲い掛かってきた。
当たれば敗北だ。十分なスピードと鋭さを兼ね備えた攻撃を耐えるにはこの体は柔らかすぎ、小さすぎる。

(だけど……)

だが、ならば……

(当たらなければ、どうと言うことはない!!)

避ける!!!
遅延した世界の中でユーノは必死に身をひねった。階段の手すりは足場として不安定だったがそれは奴も同じこと。
案の定攻撃をギリギリでかわされた奴はバランスを崩した。その隙に勢いをつけて体当たりをしかける。
それが駄目押しとなってバランスは回復不能なまでに失われた。それでも落ちまいとする意思が叫び声となってあたりに木霊する。

「ウニャアアアアアアアアアア……!!!」

……そして奴、月村邸の飼い猫は地上三階から一気に高度ゼロまで落下した。

(ふっ、勝った……僕は勝ったぞ!)

家に入るやいなや「それでねユーノくん、さっきのことなんだけど私ぜんぜん怒ってないから。でも私これから二人と話すからユーノ君暇だよね。だからここの猫さんたちと遊んでてよ」といつもの笑顔のままユーノを何気なく肩から払った。
それからが大変だった。猫たちはフェレットをねずみとでも勘違いしているのかどんどん集まってきて、ユーノは戦場投下からわずか三十秒で包囲された。
助けを求めようとなのはを探せばすでに姿は小さく、その背中は無言で死刑宣告をしているような気がした。

(なのはは容赦って言葉知ってるのかな?)

持ち前の悪運と生き汚さでかろうじて猫の襲撃はかわしきったが、魔法も使わずフェレットの身体能力を極限まで酷使したため生き絶え絶えだ。
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